カタグロチビドロバチのオス
2026年7月3日のことだが,久しぶりで水戸市植物公園(茨城県水戸市小吹町)を訪問した。
園内を散策中,セイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)の園芸品種と思われる植物の蕾にドロバチの仲間と思われる小さな蜂が来ているのを見つけ,その写真を撮っておいた。
後日,手持ちの図鑑を全て調べてみた。
手持ちの図鑑等を調べてみた結果,カタグロチビドロバチ(Stenodynerus chinensis)とキオビチビドロバチ(Stenodynerus frauenfeldi)に候補が絞られた。
カタグロチビドロバチとキオビチビドロバチは,オスとメスとで脚の色が異なっており,オスの脛節は黄色だがメスの脛節は黒色。そのため,別種のように見える。私が観た個体の脚の脛節は黄色なので,どちらの種であってもオスだ。
ムナグロチビドロバチ(Stenodynerus tokyanus)は,脚の脛節が濃い茶褐色であり,黄色ではないので,候補から除外できる。
次に,カタグロチビドロバチのオスの前胸には黄色の斑紋がなく黒色だが,メスには黄色の斑紋がある。キオビドロバチでは,オスとメスの両方で,前胸に黄色の斑紋がある。
このような外形的形質の相違だけに着目すると,カタグロチビドロバチとして同定して差支えないように思う。
無論,DNAレベルで調べると異なる結論になるということもあり得る。
しかし,そもそも,私は,採取しない方針でやっているし,DNAを分析する能力も機材ももっていない。あくまでも写真だけで判断するとこのように判断できるというレベルのものとしてこのブログ記事を書くことにした。
なお,撮影したままの状態の写真(1枚目)とトリミング処理をした画像(2枚目と3枚目)を掲載することにした。
ヒゲおやじの蜂類生態図鑑:スズメバチ科
水戸市植物公園
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