幸手市南:神宮寺
過日,浄土宗・鷹尾山誓願院神宮寺(埼玉県幸手市南)を参拝した。本尊は,薬師如来。
神宮寺に関しては,『新編武蔵風土記稿』の巻之三十五葛飾郡之十六の中に上高野村の「神宮寺」として詳細な解説がある。
神宮寺の創始等の詳細は,不詳だが,源頼朝が奥州征伐の折に薬師如来に戦勝祈願したのが始まりと伝えられる寺院。鷹にまつわる伝承があり,神宮寺の山号となっている。
神宮寺は,足立郡鴻巣宿勝願寺の末寺。古くは能満寺と称したが,天文の頃に兵火にかかり衰退した。元亀2年に勝願寺の不残和尚により中興開山となった。
この勝願寺とは,『新編武蔵風土記稿』巻之百四十八足立郡之十四の中にある記述から,浄土宗・天照山良忠院勝願寺(埼玉県鴻巣市本町)のことを指すと解される。
なお,鴻巣には真言宗豊山派・松岡山本誓院勝願寺(埼玉県鴻巣市登戸)もある。松岡山本誓院勝願寺は,元は浄土宗の寺院だったらしい。
神宮寺の境内地のある旧高野村は,元は神宮寺村と呼ばれ,そのほぼ全域が神宮寺の寺領だったようだ。
本尊の薬師如来像は,春日作と伝えられ,一尺二寸。十二年に一度開帳になるとのこと。
神宮寺入口付近
本堂
説明板
六地蔵
薬師堂
観世音
幸手市:源頼朝と神宮寺の薬師如来
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