キオビツチバチ(メス)
2026年6月30日のことだが,つくば植物園(茨城県つくば市天久保)を訪問した。
散策中,ホソバマウンテンミント(Pycnanthemum virginianum)に小さな昆虫が飛来していたので,観察していたところ,キオビツチバチ(Scolia oculata)のメスと思われる蜂もやってきた。
キオビツチバチは,アカスジツチバチ(Scolia fascinata)と似ているので,細部を観察し,丁寧に同定する必要がある。
一般に,キオビツチバチの腹部にある斑紋は,黄色であり,赤味がからない。「キスジ」との色があり,オスでは黄色の帯状になることが多いけれども,帯状にならずに左右に分離していることもある。キオビツチバチのメスでは,腹部の黄色の斑紋が左右に分離しており,しかも,中に黒点があるために目玉のように見える斑紋であることが多い。
アカスジツチバチでは頭部にも斑紋があるが,キオビツチバチでは頭部の斑紋がない。
今回観た個体は,頭部に黄色の斑紋がないこと,腹部に黄色の目玉様の斑紋があること,胸部~腹部が全体に毛深く,足には刺が多いことなどから,キオビツチバチのメスだろうと判断した。
なお,つくば植物園内では,全ての種類の動植物が採取禁止となっている。
ヒゲおやじの蜂類生態図鑑:ツチバチ科
平群庵:キオビツチバチ
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
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