つくばみらい市小張:高雲寺
過日,曹洞宗・萬松山高雲寺(茨城県つくばみらい市小張)を参拝した。
高雲寺に関しては,塙泉嶺編『筑波郡郷土史』(大正15年・昭和54年復刻版)の261頁に記載がある。
境内に建立されている本堂落慶記念碑によれば,高雲寺は,慶長の頃,小張藩主・松下氏の開基,日山随舜和尚の開山により創始された寺院。
小張藩の城または陣屋は,現在の小張小学校付近(高雲寺の北西)あったらしい。
『筑波郡郷土誌』の261頁によれば,小張城は,元は小田氏の家臣・只越全久の居城だったと伝えられているようだ。同頁には「其の頂上は俗に御殿址と稱し天神の小祠を存せしが・・・」と書かれている。
小張藩の城または陣屋所在地の現況は小学校敷地と宅地になっており,見学できないので,その場所には行かなかった。
しかし,地図で見る限り,その位置関係からして,高雲寺は,小張藩の城または陣屋の寺郭のような役割を果たしていたのではないかと推測される。小田氏の家臣・只越全久の居城としての小張城が存在した当時においては,小張城の一部であった可能性が高い。
往時においては,この高雲寺の境内地から周辺一帯をかなり遠くまで見渡せたことだろう。
高雲寺は,嘉永4年に落雷により堂宇を焼失したが,その後再建された。東日本大震災の際にも大きな被害を受けた。現在の本堂は,その後に新築された建物。現在の庫裏及び客殿は,現代的な設計の建築物となっている。
高雲寺入口付近
石段
寺号標
本堂
本堂屋根破風部
本堂落慶記念碑
歴代住職の墓所
六地蔵
高雲寺
余湖:小張城
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