桶川市川田谷:泉福寺
過日,天台宗・東叡山勅願院円頓房泉福寺(埼玉県桶川市川田谷)を参拝した。本尊は,地蔵菩薩。
泉福寺に関しては,『新編武蔵風土記稿』の「巻之百五十一 足立郡之十七 川田谷村」に詳しい解説がある。そこには,「塔頭 西光寺 東光寺」と記されている。この「東光寺」とは,天台宗・医王山泉受院東光寺(埼玉県桶川市川田谷)のことを指す。また,「西光寺」とは,医王山泉受院東光寺に合併された後,現在では新御堂(埼玉県桶川市川田谷)となっている天台宗・西光寺のことを指す。
泉福寺は,天長6年(829年)に慈覚大師円仁によって開山された古い寺院。戦国時代の永禄3年(1560年)に兵火により焼失し,正保4年(1647年)に再興された。
この永禄3年には,上杉謙信が岩槻城(埼玉県さいたま市岩槻区太田)の北条氏康と闘うため2万余の将兵と共に進軍し,泉福寺の境内地に陣を構えたとされている。当時は,川田谷地区のほぼ全部が泉福寺の寺領地だったようだ。
泉福寺の阿彌陀如来坐像は,鎌倉時代の作であり,国指定の重要文化財となっている。
泉福寺の地蔵菩薩像は秘仏なので拝見できない。
また,阿彌陀如来坐像は,通常は拝見できない。ただし,阿彌陀如来坐像の精巧なレプリカが桶川市歴史民俗資料館(埼玉県桶川市川田谷)で常設展示されている。
仁王門の金剛力士像は石造りのものであり,比較的珍しいと言える。石造の仁王像としては,以前,旧安楽寺(廃寺)の石造仁王像(小美玉市栗又四ケ)を拝見したことがある。
阿彌陀如来坐像を含め,新御堂に安置されている仏像等の極めて貴重な文化財に関しては,埼玉県桶川市役所編『桶川市史 第7巻 社寺文化財編』(昭和61年)の392~398頁,478~479頁に詳細な解説がある。
本堂前の門柱
本堂
本堂側面
(手前は歴代住職の墓所)
客殿
宝篋印塔
宝篋印塔など
石塔
鐘楼
同上
梵鐘
西福寺の説明板
仁王門
仁王門の扁額
左側の金剛力士像
右側の金剛力士像
阿弥陀堂
阿彌陀如来坐像の保管庫
木造阿彌陀如来坐像の説明板
馬頭観世音?
六地蔵
境内地の様子
不動明王
不動明王が建立されている塚
通用門
馬頭観世音・古い供養塔など
駐車場から本堂に至る石段
伝教大師最澄1200年魅力交流:関東の天台宗修行道場として栄えた「東叡山泉福寺」を訪ねる
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