旭市三川:重蔵寺
過日,真言宗智山派・青光山延命院重蔵寺(千葉県旭市三川)を参拝した。本尊は,青面金剛尊。
千葉縣海上郡教育會編『千葉縣海上郡誌』(大正6年・復刻版昭和60年)の1054頁に解説があり,また,『旭市史 第一巻 通史編・近代資料編』の1025頁にその記載がある。
重蔵寺は,康正2年(1456年)に創始された寺院。真言宗智山派・青鈴山無量寿院大坊幸蔵寺(千葉県旭市ニ)の末寺。
重蔵寺は,創始の当時には「古屋」という場所にあったが,住民全部が移転したのに伴い重蔵寺も現在の場所に移転した。この「古屋」とは,現在の旭市井戸野字古屋付近を指すと解される。
青面金剛明王を本尊とする寺院は,珍しい。
参拝中,幸いにも住職とお会いし,重蔵寺の特徴などについて懇切に御教示いただいた。まことにありがたいことだと思う。
重蔵寺の本尊である青面金剛尊は,秘仏であり,60年に一度しか開帳とならない。前回の御開帳の際,境内に大きな庚申塚が築造され,その頂上に庚申塔が祀られた。
次の本尊御開帳は約10年後とのことなので,私は生きていないだろうと思う。
境内の閻魔堂の中には閻魔像が安置されている。この閻魔像は,古い木造佛なのだが,先代の住職のときに修復し,立派に装飾されている。
閻魔堂の内部構造は,拝見できる。
閻魔堂の内部は暗く,胎内巡りのような感じになっており,ちょっと怖いが非常に興味深い。
なお,閻魔堂の建物は,重蔵寺の堂宇の中でも最も古い建物らしい。『千葉縣海上郡誌』の中では薬師堂(三間四面)として記載されている建物と同一の建物なのではないかと思う。
『千葉縣海上郡誌』によれば,子安堂と観音堂は,元は独立した小さな御堂だったようなのだが,現在では子安千手観音堂として一体化されている。
重蔵寺入口付近
参道
山門
本堂
閻魔堂
閻魔堂の彫刻(一部)
閻魔堂脇にある四国霊場寫し
庚申塚と庚申塔
庚申塔など
子安千手観音堂
御堂(大師堂?)
石塔など
三山碑
古い供養塔
古い板碑など
手水
六地蔵
六地蔵
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