匝瑳市川向:長福寺
過日,真言宗智山派・川向山長福寺(千葉県匝瑳市川向)を参拝した。本尊は,薬師如来。
長福寺に関しては,千葉縣匝瑳郡教育會編『千葉縣匝瑳郡誌』(大正10年・復刻版昭和51年)の294頁に解説がある。
『千葉縣匝瑳郡誌』によれば,長福寺は,かつて火災により記録を焼失したため縁起の詳細が不明となってしまっているが,真言智山派・船木山東光寺(千葉県銚子市小船木町)の末寺であり,永範の開基による寺院とのこと。
長福寺の山号に関し,長福寺の本堂に掲げられている扁額には「河迎山」と記されているが,入口の門柱には「川向山」と記されている。「川向」は,長福寺の所在地の旧地名である「川向村」に由来している。
『千葉縣匝瑳郡誌』の285~286頁によれば,この川向村は,江戸時代には徳川家の旗下・菅沼氏の所領の一部だったが,明治時代の廃藩置県の後,数度にわたる行政区画の変更を経て,明治22年に平木村,東谷村,上谷中村,萩野村及び川向村の5地区が合併して平和村と称する1つの村になった。
なお,平和村は,その後の町村合併により八日市場町の一部となり,八日市場町は,その後に八日市場市となり,更にその後の町村合併により匝瑳市の一部となった。
長福寺の境内には「安らぎ握手地蔵尊」の像が建立されている。あまり例がないのではないかと思う。
長福寺では,毎年節分会の日に境内で豆まきが行われる。例年,大勢の人々で賑わうとのこと。
長福寺入口付近
本堂
本堂の屋根破風部
御堂
十一面観世音菩薩
安らぎ握手地蔵尊
手水と水掛け地蔵尊
古い供養塔など
石塔
四国八十八箇所霊場寫し
大乗妙典供養塔・供養塔
西国塔・三山碑
六地蔵
長福寺境内地付近の景色
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