埼玉県比企郡川島町曲師:富士浅間神社と浅間塚古墳
過日,富士浅間神社(埼玉県比企郡川島町曲師)を参拝した。祭神は,木花之佐久夜毘売命。
富士浅間神社の創始等の詳細は,不詳。
境内に建立されている社殿再建記念碑の文面には,「元禄十一戌寅 別当十輪寺 享保十八癸丑浅間大菩薩 結願成就」と書かれている。
解釈が難しい部分もあるけれども,善解すると,元は神仏習合の浅間大菩薩であり,別當寺は十輪寺だったと理解できる。江戸時代に奉納された石造物についても縷々書かれているので,かなり栄えた神社なのではないかと推測される。明治時代の神仏分離によって,現在の富士浅間神社となったのだろう。
大正2年に王子社を合祀している。
現在の社殿は,平成10年に再建された建物。
なお,社殿再建記念碑に記載のある「十輪寺」が現存するのかどうか,現存するとしてどの寺院を指すのかについては,文面上では明確ではない。川島町の行政区画内には十輪寺と称する寺院はない。廃寺なのではないかと思われる。
富士浅間神社の基壇部は,浅間塚古墳と呼ばれる古墳時代の円墳(径7m・高さ1.8m)とされている。
川島町遺跡地図では,浅間塚古墳(遺跡番号2)として表示されている。ただし,図示されている墳丘の範囲は現況の神社基壇部よりもだいぶ大きい。
理屈からすれば,古墳時代の古墳を二次利用して(方墳のように)整形された富士塚として墳丘の一部が残存している古墳ということになるのだろうと思う。
鳥居と社号標
参道の鳥居
正面から見た石段と社殿
拝殿正面
由緒碑
南東の方から見た社殿
南の方から見た社殿
南西の方から見た社殿
力石
埼玉古墳軍:浅間塚古墳(川島町)
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