埼玉県比企郡川島町出丸中郷:白山太神社と白山古墳
過日,白山太神社(埼玉県比企郡川島町出丸中郷)を参拝した。祭神は,菊理媛命・伊弉諾命・伊弉冉命。
白山太神社の創始等の詳細は不詳。
江戸時代には神仏習合となっていたが,明治時代の神仏分離により,白山妙理権現を白山太神社と改めたとのこと。
大正3年に稲荷社と天神社(天神宮)を合祀した。
白山太神社は,水神(白蛇)を祀る神社としても知られている。その白蛇は,白山太神社の境内地の北西に位置する白山沼に住んでいると信じられている。
白山太神社の境内地は,白山古墳と呼ばれる前方後円墳の所在地となっている。
白山古墳は,「横塚」または「夜小塚(よこづか)」とも呼ばれるとのこと。
白山古墳に関しては,塩野博『埼玉の古墳 比企・秩父』(2004年)の368~369頁に解説がある。
ただし,同書369頁では,「後円部と想定される所には白山神社が祠られており,北西側の一部に墳丘の痕跡がみられる。しかし,前方後円墳の原形を想定することは困難である」と書かれている。
この点に関し,川島町遺跡地図では,白山神社の鳥居から北側の部分の境内地全部とその境内地の北西側に位置する堤防の半分くらいが古墳の所在地であり,前方部は南の方を向いていた古墳として図示されている。
川島町遺跡地図の図示を前提に考えてみると,白山神社の社殿基壇部の全部が後円部の残存物だと推定される。前方部は白山神社の拝殿前の石段よりも南側の部分と推定されるから,現況では全部掘削されて平坦になっていると理解するしかない。ただし,地下に遺構(周溝など)が存在するかどうは不明。
白山太神社入口付近
白山古墳所在地の標柱
鳥居
拝殿と石段
本殿
境内社(稲荷神社)
境内社(天満宮)
境内社(天満宮)の扁額
白山太神社境内地北東側部分
神木
南東の方から見た社殿基壇部
(白山古墳の後円部の残存部分?)
東の方から見た社殿基壇部
(白山古墳の後円部の残存部分?)
白山太神社の拝殿前の石段から南側の境内地部分
(白山古墳前方部所在地?)
同上
手水
力石
堤防から見た白山沼の一部
白い参拝記:白山太神社 【出丸中郷字横塚】
関東の古墳と史跡探訪&陵墓研究:川島町の古墳 白山(横塚)古墳
埼玉古墳軍:白山古墳(横塚)
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