山武市蓮沼イ:五所神社
過日,五所神社(千葉県山武市蓮沼イ)を参拝した。祭神は,天照大日霊貴尊・誉田別尊・天児屋根命・表筒雄命・素登織姫命。
浜の七福神・大黒天となっている。
五所神社に関しては,千葉縣山武郡教育會編『山武郡郷土誌』(大正5年・復刻版昭和62年)の483頁,山武郡町村会事務局遍『山武地方誌』(昭和30年)の445頁に詳細な解説がある。
五所神社は, 海中から現れた鏡を御神体として大日霊貴尊(天照大神)を祀り,承安元年(1171年)に創始された古い神社。
その後,八幡大神(誉田別尊)・春日大神(天児屋根命)を併せて祀って三社大明神となり,更に,表筒雄命・素登織姫命を併せ祀って「五所明神社」または「五所権現社」と称するようになった。
そして,明治時代の神佛分離令により,社名が「五所神社」と改められた。
文治5年(1189年),源頼朝がしばらくこの地に在留し,武運長久国土安泰を祈願したとの口傳がある。
天正年間には下総芦戸城主・木曾義純が資金を提供して社殿を建設した。
現在の社殿は,江戸時代中期に再建された建物であり,桃山時代の作風を残す貴重な建築物として,千葉県指定の有形文化財となっている。
五所神社に奉納される十二面神楽は,山武市の無形文化財に指定されている。
五所神社の拝殿前にある一対の石灯籠は,貞享3年(1686年)に奉納されたものであり,山武市の有形文化財に指定されている。
境内地は清浄・静寂であり,とても立派な神社だと思った。
鳥居
参道
拝殿前の鳥居
五所神社由緒碑
手水
拝殿
扁額
本殿(覆殿)
石灯籠
同上
石灯籠の説明板
境内社
境内社(護国神社)の鳥居
境内社(護国神社)
境内社
天照皇大神・厳島大神・金刀比羅大神
大黒天
神輿庫?
千葉県教育委員会:五所神社本殿
山武市教育委員会:五所神社本殿
山武市教育委員会:五所神社十二面神楽
山武市教育委員会:石燈籠
五所神社神楽
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