屋形海岸のスナガニ(幼体)
2025年7月28日のことだが,屋形海岸(千葉県山武郡横芝光町屋形)を訪問した。私が訪問した時には,屋形海岸全域が遊泳禁止となっていた。
さて,この日は晴れていたのだが,砂浜の温度と大気の温度との間に差があったらしく,砂浜一帯にもやのようになって蒸気が上る様子が見られた。かなり幻想的ではある。
そのような気象条件の下にあり,空中湿度が高かったせいかどうか,砂浜の巣穴から多数の蟹が出てきて食べ物を探している様子を見ることができた。
特に,小さなスナガニ(Ocypode stimpsoni)を至近距離で何度も観ることができた。とても幸運だったのだと思う。
スナガニは,成体(繁殖期)になると外骨格が赤色になるとのことなのだが,私が観た個体は透明感のある灰色だった。私が観たカニの中でこのブログ記事に写真を掲載している個体は幼体だったのだろう。甲羅の幅は1cm前後だった。
なお,スナガニの幼体の見分け方などに関しては,『スナガニ観察・調査ハンドブック』の中に解説がある。
なお,スナガニの巣穴が多数存在している場所付近でタイヤ痕を見た。このようなタイヤ痕を残す自動車がスナガニを含め海浜の小動物やシロチドリ(Charadrius alexandrinus)やコアジサシ(Sternula albifrons)のような小型の野鳥に対して有害な影響を与え続けている。
スナガニ観察・調査ハンドブック
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