イワガニ?
2025年6月27日のことだが,太東海浜植物群落(千葉県いすみ市岬町和泉)を再訪した。
防潮堤から下の方に見えるテトラポット上に多数の蟹が見えた。甲幅は3センチ前後。
イソガニ(Hemigrapsus sanguineus)かイワガニ(Pachygrapsus crassipes)のどちらかだと思うのだが,甲に細かな横縞模様があり,鉗脚はやや大きくて無毛なので,イソガニではなくイワガニだろうと判断した。
防潮堤に沿って砂浜の方まで歩いていたところ,砂浜の波打際にも1匹のカニがいたので,少し距離があったけれども頑張ってその写真を撮った。大きさは,テトラポットのところにいた蟹とほぼ同じくらい。
愛用のコンパクトデジカメの性能の限界を超えており,写真が鮮明ではないため確実ではないけれども,イソガニではなくイワガニだろうと判断した。
成熟メスが隠れ場所にしているテトラポットのあたりから出てきて産卵中だったのではないかと思われる。海鳥に狙われたらすぐに捕食されてしまいそうな状況だったのだけれども,この砂浜ではコアジサシ(Sternula albifrons)のような海鳥の声が全く聞こえないので,捕食のリスクがないと判断して出てきたのかもしれない。
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