霞ヶ浦総合公園のモウコガマのような植物
2025年6月19日の午前のことだが,霞ヶ浦総合公園(茨城県土浦市大岩田)を訪問し,同公園とその周辺を散策した。
散策中,水生植物園の区画内でモウコガマ(Typha laxmannii)のような植物を観た。
モウコガマは,帰化植物。園芸用に苗が販売されている。
この植物を撮影しているときはコガマ(Typha orientalis)だろうと思っていた。しかし,撮影した写真を丁寧に検討してみた結果,雄性穂と雌性穂との間がヒメガマ(Typha domingensis)の穂のように離れており,かつ,葉の幅が非常に狭いので,コガマではないと判断した。
ヒメガマかどうか検討をしてみると,雌性穂が短く,ずんぐりした感じになっており,普通のヒメガマの雌性穂とはかなり異なる印象を受け,また,普通のヒメガマと比較すると植物体が全体に小さく,かつ,葉の幅が非常に狭いので,純粋なヒメガマではないと判断した。
では,純粋なモウコガマかというと,多々疑問が残り,純粋なモウコガマではないような感じがする。これらの植物種の交配品または自然交雑である可能性が残る。
とりあえず,ガマの一種(Typha sp.)としておくことにする。
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