ボタンボウフウの花とコメツキムシの一種

2025年6月13日のことだが,太東海浜植物群落(千葉県いすみ市岬町和泉)を再訪した。

前回訪問した際に蕾となっていたボタンボウフウ(Peucedanum japonicum)の観察が主な目的だった。

開花しているものが数株あった。大部分はまだ未成熟であり,これから1か月くらいが花の盛期ということになるのではなかろうか。

花の上に体長1cm前後のコメツキムシが来ていた。黒色なのだが全体に黄褐色の微毛が生えており,上翅には条溝があり,触角が長い。
確実ではないけれども,ヒゲナガコメツキ(Mulsanteus junior junior)のオスまたはアカアシハナコメツキ(Platynychus adjutor adjutor)のオスではないかと思う。
コメツキムシの仲間の同定は,顕著な特徴のある種や観察経験が豊富な種のような場合を除き,非常に難しいことがある。写真だけを頼りにする同定には限界がある。

ところで,日本国内には「防風」と名のつく植物が複数あり,その中には生薬(漢方薬)の原料として使用された植物も含まれている。
その関係で徹底的に調べてみたことがあるし,現在でもその関係の調査も続行している。
ところが,どうも霧がかかったように史実が隠蔽されているような部分があり,なかなか難解な世界だと思っている。


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum


Peucedanum japonicum



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