ヒゲナガスズメノチャヒキ?
2025年6月1日のことだが,君ケ浜(千葉県銚子市君ケ浜)~犬吠埼(千葉県銚子市犬吠埼)を訪問し,犬吠埼灯台北側の斜面~犬吠埼灯台周辺~犬吠埼灯台南側の崖上などを散策しながら動植物を観察した。
犬吠埼灯台の北側断崖の斜面で,イヌムギ(Bromus catharticus)の小穂に少し似ているけれども芒の長い植物を観た。
ヒゲナガスズメノチャヒキ(Bromus diandrus)またはウマノチャヒキ(Bromus tectorum)ではないかと思われるのだが,同定にはあまり自信がない。他の類似のイネ科植物種である可能性は否定されない。とりあえず,「Bromus sp.」としておくことにする。
ただし,この場所で私が観た植物は,ムギクサ(Hordeum murinum)ではない。犬吠埼にはカモガヤ(Dactylis glomerata)も生えているが,カモガヤでもない。ハマチャヒキ(Bromus hordeaceus (Syn. Bromus mollis))は5月~7月を花期とする植物なのだが,芒と葉鞘の特徴が異なる。
ヒメナガスズメノチャヒキとハマチャヒキに関しては,清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著『日本帰化植物写真図鑑』(全国農村教育協会,2001年)の430頁に解説がある。ウマノチャヒキに関しては,同書の433頁に解説がある。
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