ハマシギとミユビシギが混在する群れ
2025年5月18日のことだが,片貝海岸(千葉県山武郡九十九里町)を再訪した。
沖合を低気圧が通過した直後だったので,波は高く荒れており,冷たい風が強く吹いていた。
海岸で小魚を捕食しているコアジサシ(Sternula albifrons)の群れを観ていたら,数十羽の鳥の群れが飛来したのが見えた。その鳥の群れは,波打際に降り,ひとかたまりになっている。
ハマシギ(Calidris alpina)とミユビシギ(Calidris alba)が混在する群れだった。
腹部が黒色で嘴が比較的長い個体は,夏羽に移行したハマシギと同定した。
腹部が白味で嘴が短い個体は,ミユビシギと同定した。
この群れは,繁殖地まで移動する途中でたまたま一緒になり,強風を避けてこの海岸に寄り,休憩していたところなのだろうと思う。
それにしても,こんなに大きな群れを目にするのは,これが初めて。
この時は,コアジサシに脅威を与えないようにしたかったので少し離れたところから観察していた。
コアジサシはときどき私の近くまで飛んでくることがあったので,コアジサシまでの距離は,約100~200m。波打際でじっとしているハマシギとミユビシギの群れとの間の距離は,約200m。
至近距離まで飛んできたコアジサシはともかくとして,ハマシギとミユビシギまでの距離は,私の愛用のコンパクトデジカメの性能をはるかに超えている。しかも,強風のため細かな砂が常時舞い上がっている。
そのため,鮮明な写真を撮ることは最初から無理だったのだが,がんばって手持ちで撮影し,どうにかこうにか識別可能なレベルの写真を撮ることができたと思う。
あまり良い写真ではないが,記録のため,このブログ記事を書くことにする。
片貝海岸の様子
ハマシギ,ミユビシギとコアジサシ
同上
同上
同上
コアジサシ
同上
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