オカヨシガモとヒドリガモ

2025年4月27日のことだが，乙戸沼（茨城県土浦市中村西根～茨城県土浦市卸町）を訪問し，短時間だけ散策した。

乙戸沼では，冬の水鳥の姿がほとんどなくなっていた。それでも，6羽の水鳥がまとまって泳いでいたので観察したところ，ヒドリガモ（Mareca penelope）のオスが2羽＋メスが2羽（=合計4羽）＋嘴に橙色部分があり頭部が灰色の鴨（1羽）＋識別できなかった鴨（1羽）だった。

ただし，途中で出入りがあり得るので，もっと多くの鴨がいた可能性は否定できない。

嘴に橙色部分があり頭部が灰色の鴨は，オカヨシガモ（Mareca strepera）のオス（幼羽）ではないかと思われるのだが，確実ではない。鴨の仲間の交雑種の可能性も検討してみたが，交雑種の可能性は否定できそうだ。

眠ったまま泳いでいたために嘴が見えず識別できなかった鴨は，全体の様子からすれば，ヒドリガモのメス（幼羽）ではないかと考えられる。

これらの鴨は，渡りの途中で群れからはぐれてしまい，同じ境遇の鳥として身を寄せ合っているのではないかというような印象を受けたのだが，よく分からない。

なお，オカヨシガモに関しては，氏原巨雄・氏原道昭『決定版日本のカモ識別図鑑』（誠文堂新光社，2015年）の51～57頁に解説がある。ヒドリガモに関しては，同書の65～71頁に解説がある。これらの解説を参考にして検討した。

オカヨシガモ（Mareca strepera）

同上

同上

同上

同上

眠りながら泳いでいた鴨（ヒドリガモ？）

ヒドリガモ（Mareca penelope）のメス

ヒドリガモのオス

ヒドリガモのオスとオカヨシガモ

ヒドリガモのメスとオカヨシガモ

ヒドリガモのメス（左手前）

オカヨシガモ（奥）

眠ったまま泳いでいる鴨（右）

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