乙戸沼のシロノヂシャ
2025年4月27日のことだが,乙戸沼(茨城県土浦市中村西根~茨城県土浦市卸町)を訪問し,短時間だけ散策した。
乙戸沼の岸辺や遊歩道等がシロノヂシャ(Valerianella radiata)によって埋め尽くされているような状態だった。
シロノヂシャは,北米原産の帰化植物。ノヂシャ(Valerianella locusta)の花は水色なのだが,シロノジシャの花は白色なので,この名がある。
シロノヂシャは,ノヂシャよりもだいぶ大きくなる植物のようだ。乙戸沼の水生植物園の区画では大きく成長したシロノヂシャが見られた。
シロノヂシャは,平成5年(1993年)に神奈川県綾瀬市の厚木海軍飛行場(通称厚木基地)付近で日本で初めて発見されたのが最初とされている。現時点におけるシロノヂシャの茨城県内の分布状況の詳細は知らないのだが,「茨城における外来種リスト2022」では,「定着」として扱われている。
ちなみに,勝手に画面表示されるGoogleのAI要約では,2025年4月28日の段階では「茨城県にはありません」と表示されていた。そして,2025年4月29日の段階では「おそらく白い花の菜の花のことを指します」と表示される。GoogleのAIなるものがいかにレベルの低い駄目システムであるかを知ることができる良い例だと思う。
今後,Googleに限らず,生成AIまたはLLMのインチキ出力結果のキャプチャ写真をとって紹介する「馬鹿AI晒しブログ」のようなものを始めようかと考えたくなる。
Flora of the Southeastern United States: Valerianella radiata
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