魚を捕食するチュウダイサギ
2025年4月16日のことだが,牛久沼水辺公園(茨城県龍ケ崎市佐貫町)を訪問し,牛久沼水辺公園とその周辺を散策した。
護岸堤上の道路を歩いて散策。田起こし作業中の田にチュウダイサギ(Ardea modesta)がいるのが見えた。そのチュウダイサギは,ドジョウまたはウナギの稚魚のような細長い魚を捕まえ,嘴ではさんでゆすぶり,弱らせてから呑み込んで食べてしまった(2枚目と3枚目の写真)。
田とは言ってもまだ田起こししたばかりなので水気が多いとは思えない場所だったのだが,牛久沼に続く小水路から入り込む小魚がいるのだろう。
なお,この個体の眼のあたりは綺麗なエメラルドグリーンの色になっていた。繁殖期の婚姻色。
一般に,水がたっぷりある水田であっても,そこに魚がいなければ白鷺の類がやってくることはない。
農薬等を大量に使用している水田では魚や蛙も死滅してしまうため,白鷺がやってくることもない。
農薬なしには農業を維持することなど不可能なことであり,収入を得られる作物を生産・出荷しようとする限り,完全な無農薬栽培を採用することは困難だ。しかし,農薬等を控え目に使用しており,魚や蛙が棲んでいる水田では白鷺の姿を観ることができる。
素人でも簡単に使うことのできる簡易な識別方法。
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