筑西市甲:三峯神社・常陸淡嶋神社
過日,三峯神社(茨城県筑西市甲)を参拝した。
三嶺神社の右側には常陸淡嶋神社が並んで鎮座している。この常陸淡嶋神社に関し,三嶺神社の境内社とする見解もあるが,明確ではない。独立の神社なのではなかろうか?
三嶺神社の右側には常陸淡嶋神社が並んで鎮座している。この常陸淡嶋神社に関し,三嶺神社の境内社とする見解もあるが,明確ではない。独立の神社なのではなかろうか?
三峯神社の社号標には「三嶺神社」と刻まれているけれども,社殿に掲げられた扁額には「三峰神社」と記されている。どちらが正しいのかは,分からない。
常陸淡嶋神社の社号標には「常陸淡嶋神社」と刻まれているが,鳥居の額には「淡島神社」と記されている。
三峯神社及び常陸淡嶋神社の由緒等の詳細は不詳。
塙泉嶺『真壁郡郷土史』(大正13年・復刻版昭和54年)には,三峯神社の記載がない。常陸淡嶋神社または淡島神社の記載もない。両社とも茨城県神社庁のデータベースには収録されていないようだ。
三嶺神社及び常陸淡嶋神社の境内地は,元は大徳寺(廃寺)の境内地だった。
そのことから推測すると,幕末~明治初年の神佛分離の際,元の大徳寺子安観音堂を三嶺神社(推定祭神・伊弉諾尊・伊弉冉尊)として改めるために創始され,また,元の大徳寺薬師堂を常陸淡嶋神社(推定祭神・少彦名命)としても祀るために薬師堂とは別に創始された神社なのではないかとも考えられ,あるいは,三嶺神社は御嶽神社と同じとも考えられるが,よく分からない。
三嶺神社の社殿の前にはとても立派な「御犬様(大口真神)」の像が並んでいる。
鳥居
社号標
三峯神社の社殿
扁額
境内社(猿田彦太神)
淡嶋神社の鳥居と社殿
境内地の様子
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