前橋市茂木町:長興寺
過日,曹洞宗・有鷲山能仁院長興寺(群馬県前橋市茂木町)を参拝した。本尊は,釈迦如来・薬師如来。
長興寺の創始に関しては,天正18年(1590年)とする見解と文禄3年(1594年)とする見解など諸説あるが,伊勢崎藩の初代藩主となった稲垣長茂が稲垣家の菩提寺として開創した寺院とする点では異論がない。
大胡歴史研究会『前橋市まちあるきMAP 大胡を囲む史跡めぐりコース』というリーフレットによれば,長興寺の山門は,嘉永6年(1853年)に稲垣家の寄進によって建てられたものとのこと。この山門の桁には「碧雲㙶」と記されているので,元は碧雲㙶という御堂の門だったのかもしれない。
境内の長興会館には豐川吒枳尼天が祀られている。一般に,吒枳尼天は,稲荷神と同視されている。
長興寺の墓地区画には,大胡城主・牧野家の家老・山本帯刀の墓所など,歴史的に重要な人物の墓所がある。
墓地区画の奥には円墳のような地形部分がある。現時点では,古墳時代の古墳とはされていない。単なる土塊かもしれない。
山門
本堂
石塔
庚申塔
石祠・観音像
長興寺会館前の通路
長興寺会館
六地蔵
参界萬霊塔・南百番観音
歴代住職の墓所
史跡墓碑概説
牧野家家老・山本帯刀の墓
前橋藩酒井家家臣・上村家の墓
前橋藩松平家家臣・赤羽三蔵宗忠の墓碑
墓地区画奥にある塚状地形部分
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赤城山
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