木の実を食べるヒヨドリ
2025年2月9日の午後のことだが,つくば植物園(茨城県つくば市天久保)を訪問し,園内の動植物の様子を観察した。
つくば植物園の敷地にはかなり多数のヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が棲息している。
つくば植物園の敷地内には果実のなる様々な種類の樹木が植栽されているので,1年を通じて何らかの食べ物が存在している場所ということになるのではないかと思うし,それゆえに多数の個体が生存できるのだろうと思う。
広大な森林であっても(里山のように人間の管理によって多様な植物が植栽されているのではなく)極相またはそれに近い状態の森林では生物層が貧弱になるので,野鳥もまばらとなる。
つくば植物園は,里山の林と同様,人為的に多様性を高めている場所として理解することができる。
この日は,園内の動植物の観察を終えて帰ろうと思い,入口の方に戻る途中,たまたま,ハンカチノキ(Davidia involucrata)の近くで地面に降りて木の実を食べているヒヨドリを観ることができた。
そのヒヨドリが食べていたのは,たぶん,ハンカチノキの果実だろうと思う。
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
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