波崎新港で見た鳥など
先日,波崎新港(茨城県神栖市波崎新港)を訪問した。
波崎新港の南側には「波崎かもめ公園」という公園がある。その公園の駐車場にクルマを停め,公園の東側にある水路状の入江やその周辺の様子を観察した。
この入江は全体として細長い水路のような形状をしているのだが,一部に砂州があった。この場所へ徒歩で渡ることは不可能な構造になっているのにも拘わらず,野良犬が歩いているのが見えたし,多数のゴミも見えた。そういう状態のままで良いのか,かなり疑問。
それはさておき,よく観ると,水面にも砂州のような場所にも結構多くの野鳥が見られた。この日に観た野鳥の中でウミアイサ(Mergus serrator)に関しては,既に別のブログ記事を書いた。
1羽だけ白っぽいカモメが飛来した。撮影した時点ではウミネコ(Larus crassirostris)だろうと思っていたのだが,どうも少し様子が異なる。オオセグロカモメ(Larus schistisagus)またはモンゴルセグロカモメ(Larus mongolicus)なのではないかと思う。
ただし,経験不足のため,確実な同定ができない。撮影時点でそう思ったように,ウミネコの羽色の1つのタイプに過ぎないということはあり得る。
ちなみに,モンゴルセグロカモメに関しては,和名を「モンゴルカモメ」とする見解があり,または,和名及び学名をキアシセグロカモメ(Larus cachinnans)とする見解もあるが,キアシセグロカモメとして分類する見解の中でも脚の色が黄色ではなくピンク色の個体が存在することは広く理解・承認されていることなので,「キアシ」という命名は(誤解を招きやすいという意味で)賛成できない。英名に従い「カスピ海カモメ」としたらよいのではないかと思う。
また,モンゴルカモメまたはモンゴルセグロカモメをキアシセグロカモメの亜種(Larus cachinnans mongolicus)とする見解もある。
野良犬が遊ぶ砂州のような場所
モンゴルセグロカモメ(Larus mongolicus)?
セグロカモメ(Larus argentatus)
同上
同上
ウミウ(Phalacrocorax capillatus)?
アオサギ(Ardea cinerea)
同上
コサギ(Egretta garzetta)
同上
ハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis)
同上
スズガモ(Aythya marila)
同上
同上
同上
ハクセキレイ(Motacilla alba lugens)
スズメ(Passer montanus)
ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)
同上
オオバン(Fulica atra)
同上
カンムリカイツブリ(Podiceps cristatus)
トビ(Milvus migrans)
同上
ムクドリ(Spodiopsar cineraceus)
同上
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