千葉県印旛郡栄町安食台:武者塚古墳の所在地
先日,武者塚古墳(千葉県印旛郡栄町安食台)の所在地を訪問した。
栄町教育委員会の「埋蔵文化財所在地名表」(平成4年)では墳丘が残存している円墳ということになっており,千葉情報マップ上でも同様に表示される。その所在地は,栄町立栄中学校の敷地北東側に位置する畑の中(台地上)ということになっている。
栄町立栄中学校の敷地東側に位置する段丘縁付近には比較的大きな土塊があるけれども,残存墳丘ではなく,機械力によって整地した際に出た残土のようなものではないかと推定される。
武者塚古墳所在地となっている栄町立栄中学校の敷地北東側に位置する平坦地の東側縁付近には小さな塚状の地形部分がある。もしかするとこれが武者塚古墳の墳丘に該当するのかもしれない。
しかし,この小さな塚状の地形部分は単なる土塊に過ぎない可能性もあり,結局,よく分からなかった。
なお,栄町立栄中学校のある円形の台地は,その全体が大台城跡となっている。また,学校敷地部分は,大台遺跡と呼ばれる弥生時代,古墳時代,奈良・平安時代の遺跡包蔵地となっている。
栄町立栄中学校の敷地東側の平坦地
残土のような土塊
同上
栄町立栄中学校の敷地北東側の平坦地
小さな塚状地形部分
栄町教育委員会:埋蔵文化財所在地名表「安食」
余湖:大台城(印旛郡栄町安食字大台)
この記事へのコメント