千葉県印旛郡栄町安食:大鷲神社

過日,大鷲神社(千葉県印旛郡栄町安食)を参拝した。祭神は,天乃日鷲命・大巳貴命・小名彦命・日本武尊。

大鷲神社に関しては,千葉縣印旛郡役所編『千葉縣印旛郡誌』(大正2年)の復刻版である『千葉県印旛郡誌 後篇』(臨川書店,昭和60年)の708頁にその記載がある。

創始等の詳細は不詳だが,日本武尊が東征の際に錦旗を立て,仮の御野立所とし租神を奉斉したのが始まりとされている。
立地や地形等から考えてみて,古代において,関東の支配域拡大を進める朝廷軍が重要な拠点または駐屯地とし,屯田・支配した場所であることは疑いようがない。

徳川家光の乳母春日局が崇敬した神社としても知られており,出世祈願の神社とされている。本殿脇には,現代の御利益の事例として,大鷲神社を参拝した歌手がNHKの紅白歌合戦に出場するような大人気を得るようになったという趣旨のことが書かれている。

境内地は南北に細長い長楕円形のような台地上にあり,東側には堀切のような狭い道があるので,もしかすると城郭の一部だったのではないかというような印象を受ける。現在の安食小学校の敷地付近を主郭と仮定すると,馬出郭のような位置づけになるのではないかとも想像されるが,現在のところ,何の遺跡にも指定されていない。

大鷲神社の鳥居は台地の南端裾にある。そのため,午前中に参拝すると,逆光になる。後光を崇敬すべしという趣旨なのだろう。

石段を登ると,途中に境内社である魂生神社(魂生大明神)が鎮座している。祭神は,日本一の大きさと言われる黒光りした巨石でつくられた金精様。「凄い!」の一言に尽きる。

境内地の北側には境内社である稲荷神社(稲荷大明神)があり,北側の鳥居がある。


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鳥居


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正面石段


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女坂


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魂生神社(魂生大明神)


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魂生大明神の説明板


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聖徳太子


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子授けの大樹


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縁結び合体の椎木


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社務所兼門


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社務所


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拝殿


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本殿


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本殿の彫刻(一部)


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神社の御利益の説明板


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文化財としての本殿の説明板


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境内社(麗峰神社)


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境内社(御嶽神社・石上神社)


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力石


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力石の説明板


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境内社(稲荷大明神)の鳥居


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境内社(稲荷大明神)


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北側の鳥居



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