古河市磯部:勝願寺

過日,親鸞聖人及び蓮如上人御の旧跡寺院として知られる真宗大谷派・鷲高山順性院勝願寺(茨城県古河市磯部)を参拝した。本尊は,阿弥陀如来。

勝願寺に関しては,総和町史編さん委員会編『総和町史 通史編 原始・古代・中世』(平成17年)の537~544頁に非常に詳しい解説がある。同書では勝願寺の開基に関して井上善性との見解を重視しているように読める。同書の537頁によれば,同書における勝願寺に関する論述は,勝願寺の住職だった井上勝氏の『勝願寺の歴史』に依拠しているとのこと。

勝願寺の境内地は広大であり,とても立派な山門や本堂などの建物がある。

勝願寺所蔵の中世関連御絵像(附御絵像裏書3点),中世関連名号書及び中世関連文書は,古河市指定の有形文化財となっている。

また,勝願寺の境内地の大部分は,勝願寺遺跡と呼ばれる古墳時代~奈良・平安時代の遺跡包蔵地となっており,土師器が発見されている。
勝願寺の境内地を含む周辺一帯は,統治・軍事の上で古代から非常に重要な位置を占める地だったということが推測される。


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勝願寺入口付近


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山門


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勝願寺の説明板


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本堂


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庫裏など


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鐘楼


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梵鐘


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勝願寺の駐車場から見た境内地の景観


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勝願寺遺跡所在地付近の景観



 真宗大谷派 勝願寺



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