古河市水海:三島神社
過日,三島神社(茨城県古河市水海)を参拝した。祭神は,大山祇命。
鳥居の扁額には「正一位三嶋大明神」と記されている。
三島神社の創始等の詳細は不詳だが,三嶋大社(静岡県三島市大宮町)の祭神を分祀したと伝えられている古い神社であり,古河公方の重臣・梁田氏が崇敬した神社とのこと。創建当初においては鎌倉幕府と深い関係のある神社だったのかもしれない。
昭和59年に落雷により社殿を焼失したが,昭和60年に再建された。
境内社である朝日の宮には八幡神社・天満宮・稲荷神社が合祀されており,夕日の宮には大神宮・住吉神社・浅間神社・水神宮が合祀されている。
三島神社の境内地及び周辺一帯は,三島前遺跡と呼ばれる弥生時代,古墳時代,奈良・平安時代の遺跡包蔵地となっている。ただし,発掘調査が実施されたことはないらしく,遺跡の詳細は不明。
三島神社に関しては,総和町史編さん委員会編『総和町史 通史編 原始・古代・中世』(平成17年)の508~510頁に詳しい解説がある。
三島神社入口付近
鳥居
拝殿
本殿
左側の狛犬
右側の狛犬
境内社(朝日宮)
境内社(夕日宮)
手水
三島神社再建記念碑
歌碑
神社ぐだぐだ参拝録:三島神社(水海)
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