鹿嶋市津賀:津賀城址公園(その1)
過日,津賀城址公園(茨城県鹿嶋市津賀)を訪問し,主要な部分を見学した。
津賀城は,津賀氏の居城であり,鎌倉時代中期から戦国時代末期頃の城郭とされている。
津賀城に関しては,茨城城郭研究会編『続図説茨城の城郭』(国書刊行会,2017年)の252~253頁に詳細な解説がある。
津賀城の所在地とその周辺の土地は,現在では津賀城址公園として整備されている。城跡部分は史跡公園のようになっており,下の方の平坦地には駐車場や多目的グラウンドなどの施設がある。
公園それ自体としては,非常に良いところだと思う。トイレや駐車場などの設備も完備している。ただし,トイレ等の施設は津賀城址公園が建設された当初の施設とは異なるようであり,公園施設案内図の表記内容は現況を反映していない。
津賀城は,自然の山の頂上を平坦にして主郭とし,その周囲を輪のようにして腰郭兼堀のような部分が巡り,主郭虎口の前には土橋が復元されている。多目的グラウンドの方から登る道があり,その道を登ると土橋付近に至ることができる。
主郭の東側には堀切があり,堀切の東側には別の道路がある。
実際に現地を見学してみて,規模はかなり異なるけれども,基本的には小栗城(茨城県筑西市小栗)と似たようなプランの城だと思った。
駐車場にある公園施設案内図
(現況と異なる部分がある)
駐車場~幼児ひろば付近の様子
修景池付近の様子
遊歩道から見た鹿嶋市立大同西小学校の校舎
遊歩道から見た北浦大橋
遊歩道
津賀城跡の説明板
津賀城の南東側裾付近にある案内図
(現況と異なる部分がある)
多目的グラウンド
津賀城址に登る道
津賀城南端付近
南の方から見た津賀城虎口付近(虎口・土橋)
津賀城の東側にある堀切
堀切にかかる橋
堀切の北側部分
東の方から見た土橋と虎口付近
鹿島市:津賀城址公園の紹介
余湖:津賀城(鹿島市津賀字亀城)
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