栃木県那須郡那須町芦野:堂の下の岩観音

2024年12月初旬のことだが,堂の下の岩観音(栃木県那須郡那須町芦野)を参拝した。

堂の下の岩観音は,断崖の中腹にある。この断崖の上には芦野氏の館山城があった。

縁起等の詳細は不明だが,古い時代から霊山として知られていたと考えられている。

一般に,栃木県北部から北の地域には自然の断崖にある洞窟等を利用した御堂が多数見られる。それらの断崖や洞窟にある御堂は,朝廷軍(倭武)の進攻に伴う屯田によって仏教が普及する以前から何らかの信仰の対象となっていた可能性がある。

ただし,ざっと拝見した限りでは,この堂の下の岩観音は,鎌倉時代以降のものなのではないかというような印象を受けた。


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駐車場から見た堂の下の岩観音


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堂の下の岩観音入口付近


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洗心の石段


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二十三夜供養塔


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道祖神・如意輪観音など


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石段


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地蔵尊


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石段(続き)


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十九夜供養塔


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地蔵尊


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船山市之助顕彰碑


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説明板


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観音堂


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観音堂付近の断崖


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紅葉


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 那須町の文化遺産:堂の下の岩観音

 余湖:館山城(那須町芦野字館山)



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