茨城県那珂郡東海村:日高寺(村松虚空蔵尊)(その1)
過日,村松虚空蔵尊として知られる真言宗豊山派・村松山日高寺(茨城県那珂郡東海村)を参拝した。本尊は,虚空蔵菩薩。
日高寺は,大同2年(807年)に平城天皇から「村松山神宮寺」の勅額を賜り,弘法大師(空海)によって創始された古い寺院とされている。この神宮寺との寺号は,大神宮(茨城県那珂郡東海村村松)と神仏習合していた関係によるものなのだろう。
日高寺の本尊である虚空蔵菩薩像は,弘法大師の作として伝えられている。
日高寺は,文明17年(1485年),佐竹氏と岩城氏が交戦した際,兵火により伽藍が焼失したが,長享元年(1487年),頭白上人により伽藍が再建された。以後,寺号が「日高寺」と改められた。明治33年にも火災により堂宇を焼失したが,大正6年本堂が再建となり,以後,諸堂が再建されて現在に至っている。
これらの縁起の詳細は,村松虚空蔵尊のホームページの中で解説されている。また,日高寺に関しては,東海村教育委員会編『東海村誌』(昭和33年)の159~162頁に詳細な解説がある。
私が訪問した時には訪問者の数が多く,どうしても写真の中に誰かが写り込んでしまうような状態だったのだが,可能な限り肖像権やプライバシー権等を侵害しないように配慮して写真を撮った。
仁王門
左側の仁王像
右側の仁王像
仁王門側面
村松虚空蔵尊の縁起
手水
本堂(虚空蔵堂)
本堂の彫刻(一部)
本堂屋根破風部付近の様子
寅
丑
霊験木の説明板
鐘楼
開運堂
客殿
寺務所
石塔
四阿
村松虚空蔵尊
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