香取市佐原イ:諏訪神社
過日,諏訪神社(千葉県香取市佐原イ)を参拝した。祭神は,建御名方神。
諏訪神社に関しては,佐原市役所編『佐原市史』(昭和41年)の956~958頁に詳細な解説がある。
『佐原市史』の956頁には,「社伝によれば,伊能因幡守朝辰(入道心月)の子,越前および勘解由先祖の地伊能村諏訪山から現在の地に奉遷して,守護神としたのが本社の起源である」と書かれている。最初は伊能家の氏神だったけれども,佐原の開発が進むにつれ新宿全体の鎮守として発展したのだという。
諏訪神社の社殿は,元は諏訪山の中腹にあったけれども元禄年中に諏訪山の頂上(現在の鎮座地)に移されたとのことなので,元は社守神社などの境内社のある場所に社殿があったのではないかと考えられる。
井戸と手水の脇には諏訪神社の社務所がある。『佐原市史』の956~957頁によれば,社務所のある場所は,元は諏訪神社の別當寺としての荘厳寺の坊あった場所とのことで,「神仏習合の時代には,荘厳寺が別当であり,本社を管理し,大社祭にはその本山観福寺から供僧が参籠したといわれ,これは明治初年の神仏分離までつづいた」と書かれている。
大鳥居
参道入口
参道
石段
手水
井戸
境内社(水神社・市守社など)
境内社(琴平神社)の鳥居と石段
境内社(琴平神社)
境内社(土盛稲荷神社)
同上
境内社(天満宮)
境内社(足尾山神社・淡嶋大明神など)
諏訪神社拝殿正面
諏訪神社拝殿
諏訪神社本殿
御神輿
樹齢約400年の椎の大樹
椎の大樹の裏手にある境内社
石灯籠
境内社(松尾神社)
境内社(三峯神社)
同上
境内社(稲荷神社)
境内社
境内社
南参道の鳥居
香取市佐原 諏訪神社
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