桜川市富谷:小山寺(その1)

過日,富谷観音として知られる天台宗・施無畏山寶樹院小山寺(茨城県桜川市富谷)を参拝した。本尊は,十一面観世音菩薩。

小山寺は,天平7年(735年),聖武天皇の勅願によって行基が開創したと伝えられている古い寺院。元は長福禅寺と称したけれども,小山氏から保護されるようになった頃に小山寺と改称したとのこと。

小山寺の三重塔は,国指定の文化財となっており,また,小山寺の本堂,仁王門,鐘楼,木造十一面観音菩薩像,木造毘沙門天像,木造不動明王像は,茨城県指定の文化財,樹齢700年以上とされる大杉は,桜川市指定の天然記念物となっている。

三重塔は,寛正6年(1465)に多賀谷朝経が旦那となって建立されたことが明らかにされている。つまり,その当時,小山寺は,多賀谷氏の保護を受けていたことになる。

本堂は元禄10年(1697年)に,仁王門と鐘楼は享保17年(1732年)にそれぞれ建立された。いずれも素晴らしい建造物だと思う。

小山寺の境内には古代~近世までのこの地域の歴史が濃縮されて保存されていると言える。

小山寺入口の少し手前までは二車線の舗装道路があり,困難なく自動車で登ることができる。小山寺入口の少し手前には比較的広い駐車場があるので,そこにクルマを停め,そこから先は徒歩で往復。
小山寺の境内地には許可車以外の自動車の乗り入れが禁止されている。


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小山寺入口付近


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小山寺の説明板


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富谷山の説明板


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入口から仁王門までの通路


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仁王門から見下ろした参道石段


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仁王門


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左側の仁王像


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右側の仁王像


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仁王門の天井画などの装飾


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地蔵菩薩


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小山寺の文化財の説明板


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地蔵尊


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倶利迦羅龍王と延命水


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仁王門から本堂の方に登る石段


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石段上から見た仁王門


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大杉


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本堂前付近から見た筑波山



 茨城県教育委員会:小山寺三重塔

 茨城県教育委員会:小山寺本堂・仁王門・鐘楼



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