我孫子市柴崎:東源寺
先日,曹洞宗・青龍山醫王院東源寺(千葉県我孫子市柴崎)を参拝した。本尊は,薬師如来。
新四国相馬霊場八十八ヶ所第七十五番となっている。
東源寺は,天文9年(1540年),北条氏康によって創始された寺院。
本堂の前には樹齢250年と推定されている榧の古樹があり,千葉県の天然記念物に指定されている。この榧の木のある場所は,円墳のような形をしている。
東源寺の境内地は,山王作北遺跡と呼ばれる遺跡包蔵地となっており,その北側には小木戸南遺跡と呼ばれる縄文時代~古墳時代~奈良・平安時代の遺跡包蔵地となっているので,この榧の木のある場所の円墳のように見える部分はもしかすると古墳または後代の塚の二次利用物なのかもしれないのだが,よくわからない。たぶん,発掘調査等が実施されたこともないのだろうと思われる。
東源寺の境内地は舌状台地の端のような場所となっており,鎌倉時代~室町時代には館または砦があってもおかしくない場所となっている。東源寺境内地の北端斜面付近には空堀に見えないこともない地形部分がある。ただし,この空堀のような地形部分は,比較的最近になってつくられた墓参のための裏参道のような道のようにも見える。
東源寺入口付近
新四国霊場七十五番碑
境内地の様子
本堂
縁起書
大師堂
道了大権現
普門品十万巻供養塔・庚申塔など
性面金剛明王・如意輪観音
地蔵尊
六地蔵
榧の木
説明板
東源寺境内地北側斜面付近
東源寺
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