成田市名古屋:小御門神社
過日,小御門神社(千葉県成田市名古屋)を参拝した。祭神は,藤原師賢公。
小御門神社は,藤原師賢の墓所とされる場所を境内地として,明治15年に創始された神社。
創始の経緯に関しては,千葉縣香取郡役所編『千葉縣香取郡誌』(大正10年)の351~353頁に詳細な解説がある。これによれば,「師賢の本州に至るや其終焉の地詳らかならざりしが磯部昌言一たびその遺跡を唱えしより遂に世の知る所となる」とのこと。
北朝優位の時代の関東地方において,南朝の藤原師賢の墓所を公式のものとして守ることは不可能なことだったのではないかと想像される。
本殿の背後には,奥の宮となっている塚がある。この塚が小御門神社創建前から現況のような塚として存在していたものかどうかは分からない。
境内の樹叢は,小御門神社が創始された際に植樹された樹木が育ち,立派な森林になったものとのこと。現在,「小御門神社の森 郷土環境保全地域」に指定されている。立派な森だと思う。
鳥居
社号標
小御門神社の森 郷土環境保全地域指定の説明板
参道
手水
拝殿前の参道
拝殿前の鳥居と拝殿正面
御神石
本殿
本殿側面
奥の宮
塚
境内社
(高倉三社:菅原神社・北辰神社・八幡神社)
高倉三社遷座記念碑
境内社
社務所
境内林(一部)
鳥居近くにある道標
小御門神社
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