2024年9月17日に平磯海岸で見たメダイチドリなど

2024年9月17日のことだが,平磯海岸(茨城県ひたちなか市平磯町)を訪問した。

午前10時頃に現地に到着した。大きく干潮になっており,通常は海面下にある岩場などが露出していたので,そのあたりで捕獲可能な魚類や甲殻類その他の小動物などを求めて様々な野鳥もやってきていた。平磯海岸には12時頃まで滞在したが,その間に次第に潮が満ちてきた。そのような大きな潮の動きに合わせて水鳥たちも移動を始めたので,その居場所を見つけることができた。

写真を整理しながら少しずつブログ記事を書こうと思う。

干潮により海面上に出た岩場付近で小型の野鳥が群れているのを見つけた。メダイチドリ(Charadrius mongolus)やトウネン(Calidris ruficollisミユビシギ(Calidris alba)の幼鳥,ヨーロッパトウネン(Calidris minuta)などの小型の野鳥が混在した群れであり,何か食べ物を探しているようだった。この群れは,砂浜になっている岸辺の方に移動したり,岩場に戻ったりを繰り返していた。

今回,複数の野鳥が混在している状態を観察してみた結果,図鑑ではよくわからないけれども,実際の鳥の大きさには随分と差異があることを理解した。机上で関連資料を読んでいるだけでは不十分であり,後漢の作用をフルに駆使して実物を観察することが大事だ。

出来の悪いGPTアプリのような歪んだ「あたまでっかち」は良くない・・・のだが,それがそのアプリの能力の限界なのだろう。

このブログ記事では,メダイチドリだと確実に同定可能な範囲内にあると判断した鳥を中心とした写真をアップロードすることにする。このメダイチドリ個体は,夏羽から冬羽に移行中の個体だと思われる。

トウネンとの大きさの比較及び脚の色の特徴などから,イカルチドリ(Charadrius placidus)の幼鳥ではないと判断した。同様の検討により,オオメダイチドリ(Charadrius leschenaultii)でもないと判断した。


Charadrius mongolus
メダイチドリ(Charadrius mongolus


Charadrius mongolus
同上


Charadrius mongolus
同上


Charadrius mongolus
(右:メダイチドリ)
(左手前:ヨーロッパトウネン)


Charadrius mongolus
(右:メダイチドリ)
(左:トウネンミユビシギの幼鳥)


Charadrius mongolus
(右:メダイチドリ)
(左:トウネンミユビシギの幼鳥)
(手前:ヨーロッパトウネン)


Charadrius mongolus
(中央右奥:メダイチドリ)
(中央:トウネンミユビシギの幼鳥)
(左手前:ヨーロッパトウネン)


Charadrius mongolus
(少し離れた岩場にいたメダイチドリ)


Charadrius mongolus
同上


Charadrius mongolus
同上


Charadrius mongolus
同上


Charadrius mongolus
同上



[追記:2024年10月7日]

トウネン(Calidris ruficollis)だと思っていた鳥が誤認であり,ミユビシギ(Calidris alba)の幼鳥だということを理解したので,関係する箇所を修正した。



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