自宅近くの里山に生えるオオブタクサ

自宅近くの里山にはオオブタクサ(Ambrosia trifida)が生える。

ここ数年間,オオブタクサが生えている場所及び個体数が著しく増加しているように見える。2024年9月10日と11日に散策した際にもそのことを確認した。

新型コロナ等の影響により除草作業が滞ったことによるのかもしれないが,それにしても凄い。

オオブタクサは,花粉症の原因となる花粉を大量に散布する植物としても広く知られている。

とはいえ,他方では,オオブタクサのような特大クラスで大型のキク科植物でも全部ボロボロにしてしまうアワダチソウグンバイムシCorythucha marmorata)が猛烈な勢いで増えている。いわば,外来生物を外来生物が食い荒らしているというような状況がある。

もしそれだけだというのであれば,同士討ちのようにして滅びるだけなので逆に良いことではないかというような見解もあるかもしれないが,生態系というものはそのような単純なものではない。

アワダチソウグンバイムシは,日本国の重要な農産物の多くに対しても食害という被害を与えるかもしれないという深刻な懸念がある。


Ambrosia trifida


Ambrosia trifida


Ambrosia trifida


Ambrosia trifida


Ambrosia trifida


Ambrosia trifida


Ambrosia trifida



 野田市:オオブタクサ(大豚草)(キク科ブタクサ属)

 侵入生物データベース:オオブタクサ



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