コナギ

2024年9月8日の午前,高崎自然の森(茨城県つくば市高崎)を訪問した。

高崎自然の森の西側にある田の間を通る農道を歩いていたところ,田の縁にコナギ(Monochoria vaginalis)が生えているのを見つけた。

稲の収穫期なので田から水を落としてあり,乾田となっている。そのため,コナギのようなタイプの水草は枯れて休眠状態となりつつある。どうにかこうにか数個だけ花を見つけてその写真を撮った。

このタイプの水生の野草は,発癌物質である枯葉剤とほぼ同じ化学成分をもつ強力な除草剤を使用していない田に生えるのが普通なので,そのような水草が自然に生えている田は「良い田」だと言える。


Monochoria vaginalis


Monochoria vaginalis


最近ではそのような薬剤の耐性株がどんどん増えているので,なかなか面倒なことになっている。

ときどきその前を通るある会社(通信会社または送電会社?)の管理地ではかなり大量に強力な除草剤を散布し続けており,隣地の住民に直接の健康被害があるのではないかと心配になるくらいなのだが,毎年観察しているところでは,次第にその除草剤の有効性が維持されている植物種が減っており,最近ではどの植物種にも効かなくなってきているように見える。
つまり,その場所は,最強の耐性株を多種類育成するための最先端の実験場(=汚染された死の土地)のようなところとなっている。その場所を巡回・点検などしている管理担当従業員の健康被害があり得るし,その場合には深刻な労働災害の問題が発生し得るので,専門会社に委託し,薬剤を使用しないで物理的に除草すべきだと思う。

強力な薬剤により対応可能な時代は終わりつつあるのだろう。このまま続ければ,(環境ホルモンのような作用の場合を含め)その化学作用の累積により,人類全体が滅亡の方向へとどんどん劣化し続けることになるかもしれないと危惧される。



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