香取市小見川:正福寺

過日,真言宗智山派・正慶山正福寺(千葉県香取市小見川)を参拝した。本尊は,正観世音菩薩。
佐原八十八ヶ所霊場第十六番札所となっていた。

正福寺に関しては,千葉縣香取郡役所編『千葉縣香取郡誌』(大正10年)の438頁にその記述がある。

『千葉縣香取郡誌』の記述によると,本尊の正観音像は行基の作との寺伝があり,天平3年(729年)にこれを創ったとのこと。要するに,その頃に正福寺のもととなった寺院が創始されたということのようだ。

また,『千葉縣香取郡誌』の記述によると,正福寺は,建久9年(1198年)に再建されたとのことなので,ある時期には衰退していたけれども,建久9年に中興開山となったという趣旨なのではないかと理解される。
建久9年には源頼朝が死去している。

その後,江戸時代には徳川氏から保護を受けていたようだ。

境内には大師堂などの御堂はないが,古い供養塔がいくつかあった。この寺院の歴史を物語る貴重な文化財だと言える。


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正福寺入口付近


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本堂


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説明板

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石碑


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鐘楼


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梵鐘


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古い供養塔


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古い板碑


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古い供養塔など



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