ヒメミズワラビ
先日,土浦市内某所で,ヒメミズワラビ(Ceratopteris gaudichaudii var. vulgaris)を観た。
ヒメミズワラビは,元はミズワラビと呼ばれていたが,分類変更に伴う名称変更により,南西諸島に分布する南方系のミズワラビ(Ceratopteris thalictroides)と宮城県以南の本州~南西諸島に分布するヒメミズワラビとに分けられた。
ヒメミズワラビは,都道府県条例により絶滅危惧種として指定されているところが少なくない。
ただし,現実には,外形的にも遺伝子的にも類似する外来水生植物が観賞用(アクエリウム用)として多種類輸入されており,そのような植物の野外逸出が全くないとは断定できない。
それゆえ,私がヒメミズワラビだと判断した植物について確定的に同定するためにはDNA分析によらなければならず,その意味で確実な同定ではない。
松江の花図鑑:ヒメミズワラビ(姫水蕨)
ラムサール条約登録湿地ひぬまの会:ヒメミズワラビ
水生生物保存協会:ミズワラビの仲間の世界の北限記録を更新する論文を発表
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