菅生沼周辺のオオブタクサとアワダチソウグンバイムシ

2024年8月23日のことだが,菅生沼(茨城県坂東市大崎~茨城県常総市大塚戸町)を訪問した。

菅生沼とその周辺の各所において,オオブタクサ(Ambrosia trifida)がかなり多数繁茂していた。遊歩道から外れて歩き回ることができないので,遊歩道のすぐそばにあったオオブタクサだけとはいえ,オオブタクサの大半にアワダチソウグンバイムシ(Corythucha marmorata)がついていた。
外来植物を外来昆虫が食害しているという図がそこにはある。
しかし,最近,注意してよく見ていると,オオブタクサだけではなくキクイモ(Helianthus tuberosus)及びその近縁種にもアワダチソウグンバイムシがついて食害している状況を見つけているので,いずれ,普通の花壇に植えられている様々なキク科園芸植物や栽培農家が育成しているキク苗等にも被害が生ずることになるのではないかと危惧される。

他方において,ジョロウグモ(Trichonephila clavata)の巣にひっかかっているアワダチソウグンバイムシも観察できたので,様々な小動物に捕食されて終わりとなるアワダチソウグンバイムシも少なくないのだろうと推測される。

自然界は厳しい。


Ambrosia trifida
オオブタクサ(Ambrosia trifida


Ambrosia trifida
同上


Corythucha marmorata
アワダチソウグンバイムシ(Corythucha marmorata


Corythucha marmorata
同上


Trichonephila clavata
ジョロウグモ(Trichonephila clavata


IMG_2702.JPG
菅生沼の様子



この記事へのコメント