ヒマワリ属の一種(Helianthus divaricatus)?

2024年8月27日のことだが,名平洞公園(茨城県ひたちなか市南神敷台)を訪問した。

散策中,名平洞の北側の岸辺付近でキクイモ(Helianthus tuberosus)のような植物の花を観た。基本的に,乾いたところではなく,湿地の中に生えている。

葉は対生している。葉を表面から見るとかすかに鋸歯があるように見えるのだが,裏側の方から見ると全く鋸歯がないように見える。葉の裏側には細かい毛が密生しており,葉の裏側の葉脈上には刺状の鋭い毛が生えている。

私が観た植物は,キクイモに似ているけれども,どうも典型的なキクイモとは異なるように見える。イヌキクイモ(Helianthus strumosus)及びキクイモモドキ(Heliopsis helianthoides)とはかなり異なる。

北米産のヒマワリ属植物であるHelianthus divaricatusの特徴をもっているように見えるが,キクイモと他種植物との人工交配種の子孫が野生化したものではないかとも考えられる。
厳密にはDNAを調べてみないと確実なことは言えない。

なお,Helianthus divaricatusは,北米原産の植物なのだが,日本国内にも園芸品として存在しているようだ。


Helianthus divaricatus?


Helianthus divaricatus?


Helianthus divaricatus?


Helianthus divaricatus?


Helianthus divaricatus?



 Flora of North America: Helianthus divaricatus Linnaeus

 侵入植物データベース:キクイモ



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