土浦市神立町:観音寺
過日,真言宗豊山派・檀所山醍醐院観音寺(茨城県土浦市神立町)を参拝した。本尊は,千手観世音菩薩。
境内に建立されている本堂客殿新築記念碑によれば,観音寺は文明2年(1470年)に中興開山の古刹とされている。これに対し,観音寺のホームページでは,観音寺は文明2年(1470年)に創建の寺院となっている。
観音寺には鎌倉末~南北朝時代の作とされる木造薬師如来立像,平安時代末の作とされる五鈷鈴が安置されており茨城県県指定の文化財となっている。また,鎌倉時代~室町時代の作とされる木造千手観世音菩薩立像と江戸時代の作とされる絹本著色涅槃図も安置されており,土浦市指定の文化財となっている。
観音寺の境内には室町時代の作とされる石造五重層塔が建立されており,土浦市指定の文化財となっている。
観音寺の境内にはウワミズザクラ(Prunus grayana)があり,土浦市の名木・古木(第42号)に指定されている。
境内には古い供養塔や石仏などが並べられている。それらの中には文化財としての学術的価値が高いものが含まれているように思う。
また,大きな板碑(供養塔)は,古墳時代の古墳の石室等の石材の二次利用物ではないかと思われる。
参道
寺号標
山門
本堂
本堂側面
本堂の屋根破風部分
本堂客殿新築記念碑
文化財の説明板
鐘楼
梵鐘
石造五重層塔
同上
地蔵尊
石塔と板碑など
板碑など
不動明王近影
六地蔵
六地蔵
四阿
ウワミズザクラ
ウワミズザクラの説明板
観音寺
この記事へのコメント