東京都文京区大塚:富士浅間神社(音羽富士)
過日,江戸名所八富士の一つである音羽富士として知られる富士浅間神社を参拝した。祭神は,木花之佐久夜毘売。
富士浅間神社の鎮座地は,真言宗豊山派・神齢山悉地院大本山護国寺(東京都文京区大塚)の境内(護国寺不老門前の石段の東側・護国寺本坊の北西側)。
富士浅間神社は,比較的大きな富士塚(高さ6メートル)の上に鎮座している。富士塚の上には極めて多数の石造物があり,富士塚の頂上に富士浅間神社の石祠がある。
この富士塚は,文化14年(1817年)に築造された人工物とされており,元は護国寺本堂の西の方(本浄寺の東)にあったけれども,明治時代に陸軍墓地としてその敷地が接収されたため,明治6年に現在の場所に遷座したとのこと。
この富士塚の元の所在地は,現在では明確ではなくなってしまっているが,(『江戸名所図会』から推測すると)区立青柳小学校の北側にある墓地区画~音羽陸軍埋葬地付近が該当するようだ。
鳥居
南の方から見た富士塚の様子
南東の方から見た富士塚の様子
頂上付近の様子
富士浅間神社
大天狗光明尊位
護国寺本坊
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