アリとセミ

暑い日が続き,どこに行ってもミンミンゼミ(Hyalessa maculaticollis)が鳴いている。かなりうるさいと言える。ところが,その写真を撮ろうとしてもなかなかうまくいかないことが多い。

2024年8月17日のことだが,洞峰公園(茨城県つくば市二の宮)を訪問し,更に,「つくば公園通り」の中の洞峰公園~赤塚公園(茨城県つくば市稲荷前)の間の部分を歩いてみたところ,比較的至近距離でミンミンセミを撮影するチャンスが何回かあった。ただし,どうにかそれらしい写真になったのは1枚だけ。なかなか難しい。

「つくば公園通り」を歩いていたところ,歩道にミンミンゼミの死骸が落ちており,既にアリが集まっていた。暗い場所だったので,ストロボを使用してその写真を撮った。

輪廻転生というべきか生態系の栄養循環というべきか・・・セミの成虫の生命は短い。まさに諸行無常。


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高木の上の方で鳴いているミンミンゼミ


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死んで地面に落ちていたミンミンゼミ


ちなみに,イソップの「アリとキリギリス」は,間違いで,本当は「アリとセミ」なのだそうだ。

イソップは,セミの死骸に群がるアリを観て,その寓話を思いついたのではなかろうか・・・?

人間の場合でも,生前は権力をふるい,豪華な生活を謳歌した者であり,死後には山のように大きな墳墓に埋葬された者であっても,副葬品である金銀財宝を狙う墓泥棒によって墓所が暴かれ,ボロボロにされ・・・そして,今では誰の墓だったのかも全くわからなくなってしまっているところが無数にある。

これまたアリとセミの寓話と似ているところがあるように思う。一般に,状況が変化すれば,支配者と奴隷の関係はいつでも逆転し得る。



 虫ナビ:ミンミンゼミ



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