ヒゲナガカメムシ
本日(2024年8月17日)のことだが,久しぶりに晴れた。とは言っても台風の影響がまだ残っており,天候が急転する可能性はあった。そこで,どのような状況の変化があっても即応可能な近場ということで,洞峰公園(茨城県つくば市二の宮)を訪問した。
洞峰公園の池の岸辺にタイヌビエ(Echinochloa oryzicola)またはその自然交雑種と思われる植物が開花しており,開花していた。その花に何だかとても小さな黒っぽい昆虫が集まっている。形状はカスミカメムシの仲間のようにも見えるが,前脚がとても太いため,何となく超ミニサイズのタガメのように見える形をしている。
現地では同定できなかったので,写真を撮っておき,帰宅してから調べてみた。
この昆虫は,ヒガナガカメムシ(Pachygrontha antennata)だと思われる。
友国雅章監修『日本原色カメムシ図鑑』(全国農村教育協会,1993年)の190頁にある解説によれば,ヒゲナガカメムシは,「イヌビエ,メヒシバ,エノコログサなどのイネ科植物やスゲ類の花穂を吸収する。イネの穂を吸収して斑点米を産出する」とのことなので,イネの害虫であることになる。
(左は幼体?)
虫ナビ:ヒゲナガカメムシ
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三河の植物観察:タイヌビエ 田犬稗
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