印西市別所:地藏寺(その2)
過日,天台宗・金龍山寳泉院地蔵寺(千葉県印西市別所)を参拝した。本尊は,地蔵菩薩。
地蔵堂の近くにある大師堂は,印西大師第二十番札所となっている。本堂の近くにある大師堂は,印西大師第七十番札所となっている。
地蔵寺の本堂(寳泉院)は享保2年(1717年)に建立の建物,仁王門は寛政9年(1797年)に建立の建物,地蔵堂は宝暦9年(1759年)に建立・平成8年(1996年)に屋根改修の建物とのこと。
地蔵寺には鎌倉時代中期の作とされる阿弥陀三尊像と平安時代末~鎌倉時代初期の作とされる地蔵菩薩立像が安置されている。この木造地蔵菩薩立像(本尊)は,千葉県の有形文化財に指定されている。
地蔵寺の本堂と地蔵堂とは少し離れたところにあり,地蔵堂には駐車場がないように見えたので,本堂前の駐車場にクルマを停めた上で,住職に挨拶し,地蔵堂などを拝見する間だけそのままクルマを停めておくことの許しを得た。それから徒歩で移動し,地蔵堂などを拝見した。
仁王門と地蔵堂はとても立派な建物だった。
千葉縣印旛郡役所編『千葉縣印旛郡誌』(大正2年)の復刻版である『千葉県印旛郡誌 後篇』(臨川書店,昭和60年)の593頁には,地蔵堂に関する解説がある。
この地蔵堂の前で800年前から続いているという獅子舞が奉納されるのだそうだ。この獅子舞は,印西市の無形文化財に指定されている。
その境内地には多数の石仏等の石造物があり,その中には学術上の重要性の高いものも含まれている。少し時間をかけて拝見した。
石灯籠と仁王門
仁王像
地蔵堂から見た仁王門
地蔵堂(護摩堂)
地蔵堂正面の彫刻
地蔵堂の彫刻(一部)
大師堂(印西大師第二十番)
南無大師遍照金剛供養塔
鐘楼
梵鐘
歴代住職の墓地
子安観音
六地蔵
地蔵尊
別所の獅子舞の説明板
天台宗 金龍山 寳泉院 地藏寺
印西市:木造地蔵菩薩立像[県指定有形文化財(彫刻)]
印西市:別所の獅子舞[市指定無形民俗文化財]
この記事へのコメント