ヒロバネヒナバッタ類似のバッタ
2024年8月2日のことだが,戦場ヶ原(栃木県日光市中宮祠)を訪問した。
赤沼駐車場から出発して自然観察路を青木橋経由で小田代原の休憩所まで歩き,いま観られる動植物を観察した後,小田代原の休憩所から低公害バス(有料・大人500円)に乗車して赤沼駐車場に戻った。
移動の途中,ヒナバッタ(Glyptobothrus maritimus)のような小さなバッタと遭遇したので,その写真を撮っておいた。小さいけれども敏捷で,飛行能力も高いバッタだった。体色は,全体にほぼ緑色だが,後脚だけは黄褐色だった。
後日,写真を検討してみたところ,ヒナバッタではなく,ヒロバネヒナバッタ(Stenobothrus fumatus)のように見える。
タカネヒナバッタ(Chorthippus intermedius)及びその亜種の可能性も検討したが,翅の長さなどから判断して,該当性を否定した。
しかし,ヒロバネヒナバッタの未登録の高山型亜種が存在するかもしれず,撮影してきた写真だけでは確定できないので,とりあえず「ヒロバネヒナバッタ類似のバッタ」としておくことにする。
昆虫エクスプローラ:ヒロバネヒナバッタ
昆虫エクスプローラ:ヒナバッタ
昆虫エクスプローラ:タカネヒナバッタ
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