ミズギボウシ
2024年8月1日のことだが,つくば植物園(茨城県つくば市天久保)を訪問し,約2時間ほど園内を散策した。
園内の水生植物の区画でミズギボウシ(Hosta longissima var.brevifolia)の花を見た。美しい花だと思う。
湿原などを散策する際には,野生のミズギボウシを観られないものかと探してみることがあるのだが,実際にはほとんど見当たらない。既に採取し尽くされているのかもしれない。また,野生の状態の個体を採取せずにそのまま観察した場合,コバギボウシ(Hosta sieboldii)とほとんど区別がつけられない。更に,花壇などに植栽されているものは,様々な交配により作出された園芸品種なので,「Hosta cv.」と表現するしかない。
園芸種ではなく原種を大事にするような精神的風土が形成されることは,もうないのかもしれないと思うようになってきた。そもそも,そういうことに興味・関心をもつ人の数が著しく減少しているように見える。
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
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