2024年7月21日に乙戸沼公園で見た花など
2024年7月21日のことだが,面倒な雑用を済ませた後,乙戸沼公園(茨城県土浦市中村西根~茨城県土浦市卸町)を訪問し,乙戸沼を一周しながら,同公園の一部である乙戸水生植物園(茨城県土浦市卸町)の菖蒲田付近を散策した。
様々な水生植物が生えており,ちょうど開花中のものもあった。
この日に観た水生植物の中でホシクサ(Eriocaulon cinereum),シロバナサクラタデ(Persicaria japonica)に関しては既に別のブログ記事を書いたので,それ以外の植物に関し,このブログ記事を書くことにする。
乙戸沼公園は,全域にわたり,除草作業等が行き届いており,よく整備された公園なのだが,貴重な野生植物が刈り取られないで残されており,年間を通じて様々な野生動植物を観察できる非常に良い公園となっている。
乙戸水生植物園の菖蒲田の水路では,極めて希少な野生植物が見られるのだが,そのような植物が棲息し続けるための工夫が行われているのだろうと思う。
他方,野生植物の中には,除草などによる攪乱がないと他の背の高い植物に負けて消えてしまう植物種もあるのだが,乙戸沼公園では,公共の公園施設として適度の除草が行われるので,そういう場所では,攪乱がないと消えてしまうようなタイプの植物が生えることになる。
以上のような要因が複合的に作用し,全体として,観察可能な植物種が多い施設となっているのだと思う。
なお,ウチワゼニクサの学名については,諸説ある。Kewの見解によれば,「Hydrocotyle verticillata var. triradiata (A.Rich.) Fernald」は,「Hydrocotyle bonariensis Comm. ex Lam.」のシノニム(Synonym)とされている。
今後,日本国において一般的に採用される学名も修正されることになるだろう。このブログ記事では,とりあえず,日本国の現在の標準学名に従ってウチワゼニクサの学名を記載しておくことにする。
ヤマイ(Fimbristylis subbispicata)
同上
同上
コゴメガヤツリ(Cyperus iria)
同上
シマスズメノヒエ(Paspalum dilatatum)
同上
ガマ(Typha latifolia)
乙戸水生植物園の一部
ミゾカクシ(Lobelia chinensis)
同上
コウガイゼキショウ(Juncus prismatocarpus)
同上
ヒメナエ(Mitrasacme indica)
ウチワゼニクサ
(Hydrocotyle verticillata var. triradiata)
同上
同上
ホタルイ(Schoenoplectiella hotarui)
イナダハリゲコモリグモ(Pardosa agraria)?
ホタルイ
アオモンイトトンボ(Ischnura senegalensis)
ホタルイ
サンカクイ(Schoenoplectus triqueter)
同上
チゴザサ(Isachne globosa)
ハリイ(Eleocharis congesta var. japonica)
同上
乙戸水生植物園の菖蒲田
ミソハギ(Lythrum anceps)
同上
ヒメガマ(Typha domingensis)
同上
カモノハシ
(Ischaemum aristatum var. glaucum)
同上
同上
ノカンゾウ
(Hemerocallis fulva var. angustifolia)
栃木県:外来水草ウチワゼニクサの駆除について
三河の植物観察:ウチワゼニグサ 団扇銭草
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