日光市上三依:熊野堂神社

2024年7月30日のことだが,熊野堂神社(栃木県日光市上三依)を参拝した。主祭神は,伊弉諾命。

熊野堂神社の由緒等の詳細は不詳。
説明板によると,熊野堂神社には「熊野神社」と書かれた木札が収められているとのことなので,江戸時代頃に紀州の熊野神社の分霊を勧請して創始された神社なのだろう。長らく神仏習合の形態となっていたため,元は「熊野堂」または「熊野宮」と呼ばれていたようだ。推測としては,明治時代以降に「熊野堂神社」との呼称になったのではなかろうか。

熊野堂神社の境内地は,日光市上三依水生植物園(栃木県日光市上三依)の敷地内にある。神社境内地の前には池があり,石橋をわたって鳥居の前に至るようになっている。

熊野堂神社は,旧会津西街道に点々と並ぶ御堂や神社の一つということになっているようなので,熊野堂神社の境内地付近を旧会津西街道の一部が通っていたのだろうと思う。

熊野堂神社の近くには,夫の姿を求めて旧会津西街道を登ってきたけれども,熊野堂までやってきたところで亡くなった女性と,その後にその女性(母)を求めてこの地までやってきたけれどもこの地で亡くなった娘を弔うために植えられたという松(熊野堂親抱きの松)の伝承を記した説明板がある。


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熊野堂神社の前にある池


Salvelinus leucomaenis pluvius?
ニッコウイワナ(Salvelinus leucomaenis pluvius)?


Salvelinus leucomaenis pluvius?
同上


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鳥居


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参道


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熊野堂神社の社殿


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手水


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熊野堂神社の説明板


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熊野堂親抱きの松跡の説明板



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